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田中健吾測量登記事務所
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Posts Tagged ‘東北地方太平洋沖地震’

こんな大災害の時に、勇気を与えられる人「キング・カズ」

白髪混じりに見える、年老いた姿が、より一層輝いて見えた。
それは、どんな逆境でも耐え忍んで諦めなかった、長く険しい道のりの先にある当然の姿なのでしょう。

被災地の方々だけでなく、日本中の人達に感動、勇気を与えてくれたと思う。

ホント、力が湧いてくるような熱いものを感じた。
いつか、カズみたいに、あんな力強いガッツポーズができるような人間になりたい。


東北地方太平洋沖地震の影響で、電子基準点、三角点、水準点、街区基準点の測量成果が停止になった地域と今後の留意点

東北地方太平洋沖地震の影響で、国土地理院から公表されている基準点(電子基準点、三角点、水準点)の測量成果、街区基準点の測量成果が、公開停止になってしまいました。

詳しくは、下記の一部抜粋した通知文をご覧ください。

平成23年東北地方太平洋沖地震に伴い基準点測量成果の公表が停止された地域における街区基準点の成果の公開の停止について

都市再生街区基本調査により整備された街区基準点の成果の活用については,貴会から各土地家屋調査士会を通じて各会員に対し,街区基準点の整備及びその積極的な活用の必要性を周知するとともに,分筆等の申請に当たっては,街区基準点の成果に基づいた調査及び測量の実施を依頼しているところです(平成18年8月15日付け法務省民二第1795号民事第二課長通知参照)。
今般,本月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響に伴い,国土交通省土地・水資源局国土調査課から,電子基準点及び三角点の測量成果公表停止地域については,法務局・地方法務局において公開している街区基準点の成果の成果の公開を停止するよう依頼がありました。

なお,当該地域における事務処理上の留意点については,下記を参照とのことです。

平成23年東北地方太平洋沖地震に伴い基準点測量成果の公表が停止された地域における地積測量図の作成等に関する留意点について(通知)

国土交通省国土地理院(以下「地理院」という。)は,本月11日に発生した標記地震の影響に伴い,東北地方及びその周辺で地殻変動が大きかった地域の基準点測量成果(電子基準点,三角点,水準点)の公表を停止し,基準点の改測を行う予定としています。
そこで,その改定の成果が公表されるまでの間,分筆の登記等に伴って登記所に提出される地積測量図の作成に係る留意点は,下記のとおりとしますので,この旨,貴管下登記官に周知願います。

1 基準点測量成果の公表が停止された地域
青森県,秋田県,岩手県,山形県,宮城県,福島県,新潟県,栃木県,群馬県,長野県,茨城県,埼玉県,東京都,千葉県,神奈川県,山梨県

2 基準点測量成果の公表が停止された地域において提出される地積測量図の取扱い
基準点測量成果の公表が停止された地域において提出される地積測量図に記録された筆界点の座標値は,「近傍に基本三角点等が存しない場合その他の基本三角点等に基づく測量ができない特別の事情がある場合」(不動産登記規則(平成17年法務省令第18号。以下「規則」という。)第77条第2項)に該当するものとして,近傍の恒久的地物に基づく測量の成果として取り扱うものとする。
したがって,地積測量図に記録された筆界点の座標値が既設の基本三角点等に基づいて実施された場合であっても,同座標値は,任意座標値として取り扱われることになる。
ただし,地積測量図に記録された筆界点の座標値が既設の基本三角点等に基づいて測量された成果であるときは,申請人又はその代理人に対し,その旨を地積測量図に記録することを求めるものとする。

地積測量図への記録の例
「この測量に使用した基本三角点等は、地震前の国土地理院の公表成果を使用したものである。」

3 地震前の測量成果による筆界点の座標値の取扱い
提出された地積測量図に記録された筆界点の座標値が地震前の測量成果に基づくものである場合には,地震後に,その成果について,点検が行われ,その点検結果において相対的位置に変動がない(公差の範囲内)と確認されたときは,その旨が,規則第93条ただし書に規定する土地家屋調査士又は土地家屋調査士法人が作成した不動産に係る調査に関する報告(これと同等の官公署等が作成する調査報告を含む。)に記録されていることが必要である。

4 その他
地理院が基準点の改定を行い,その成果に基づき,地震発生前の座標値から地震発生後の座標値に変換するためのパラメータ等が公表された場合の取扱いについては,追って連絡するものとする。

要するに、地震で、長野県から東側の日本の半分は、地面が動いてしまったということです。

一瞬にして、日本の広範囲を動かしてしまうとは、とてつもないエネルギーです。
なんとも、恐ろしい話です。

これから測量士、土地家屋調査士専門の当事務所にとって大打撃かと思われるかもしれませんが、
それほど大した話ではありません。
今後の調査・測量のスタンスとしては、公表されている基準点を使用するなということでなく、地震前の基準点の座標値で測量しても、それは、世界測地系に基づく座標値としてではなく、任意座標として取り扱われますよ。って話だけで、
今後、公共基準点を測量し直した改測データが公表された時は、座標変換等を行えば、十分に対応できます。


東北地方太平洋沖地震による災害復旧における境界標識等の保存について

法務省からこんな通知が来ました。

東北地方太平洋沖地震(当ブログでは、東日本大震災といってます。)による被災地域において、倒壊家屋の撤去等の復旧作業が開始されたところですが、土地の境界を示す境界石、コンクリート杭、金属鋲等の境界標識はもとより、塀・石垣の基礎部分、側溝なども土地の位置、境界を確認するために重要な役割を果たすことから、これらについて可能な限り保存するようにしてください。


この文面でも、分かるとおり、土地の境界が分からなくということは、
これからの災害復旧に甚大な影響を与えます。

被災地ばかりでなく、どこの地でも境界標は大事にしてください。


東日本大震災の被災地の衛星写真は境界復元の手掛かりになる。

左:東日本大震災の被災地の衛星写真 【Google Picasa】
右:東日本大震災の被災地の衛星写真 【Google マップ】

Googleより、現地の救援活動の助けになるように衛星画像を公開しされました。
その公開にあたり、
「われわれはこの最新の衛星画像が、救援に携わる人々と、状況を追っているすべての人にとって、被害の大きさを把握するのに役立つことを願っている」と、ブログ内に記されている。

この衛星画像いわば、空中写真は、今後の復興に大きく活躍してくれるはずです。
それは、災害復旧の第一歩は、まず現況を把握すること。それは、まず測量すること。
そこで、問題になるのが、土地の境界問題です。

これだけ広範囲に壊滅していれば、境界杭どころか、塀等の構造物もない状態では、土地の境界線がどこなのかという手掛かりがなく、公図だけでは手のつけようがありません。
その手掛かりをつかむために、この被害前の衛星画像が必ず必要になってきます。

Google様どうか、その時は、衛星画像の提供等の協力をお願いします。
私も何かしら、復興のお手伝いができればと考えています。

非難されている皆様方、厳しい寒さです、お体にお気をつけてください。


東北地方太平洋沖地震・新潟県中越地方を震源とする地震の長野県内への影響

昨日(3月11日)は、過去最大となる大地震が東北地方を中心としてありました。
当事務所がある諏訪地域でも、半端じゃない大きな揺れがあり、思わず家族とともに外へ飛び出しました。

そして、長野県内でも、今日(3月12日)新潟県中越地方を震源とする地震があり、栄村などで大きな被害がありました。今後も、長野県内をはじめ諏訪地域でも、大きな地震が十分予想されますので、災害情報等をこまめにチェックしてください。