土地の基準価格5種類 「公示価格」、「基準地価」、「路線価」、「固定資産税評価額」「実勢価格」
2018年12月11日 カテゴリー:田中健吾のブログ 0 Comments
始めに土地家屋調査士は、土地の価格については、まったく分かりません。
ただ、資格の名前のせいか、よく「ここの土地の値段はいくらするの?」と聞かれますが、
土地家屋調査士は、境界標など測量して実測の面積を算出し、測量によって土地の形状を図面にするのが仕事で、
土地の価格をお示しすることは一切ありません。
土地の価格は、不動産屋さんに聞いていただいた方がよろしいかと思います。
今この記事を拝見している方は、不動産屋さんに聞くことまではしなくても、
何となく土地の価格が気になるだけ、または土地の価格にはいろいろあって分かりづらいという方がほとんどだと思います。
土地の価格にも何種類かあります。
- 公示価格(国土交通省が公表)・・・一般的に土地取引価格の指標となると言われている
- 基準価格(国土交通省が公表)・・・公示価格と同じと思ってよい。
- 相続税路線価(国税庁が公表)・・・公示価格のおおむね8割の価格
- 固定資産税評価額・・・(市町村が算出し総務省がとりまとめ。一般公表はしていない)
- 実勢価格・・・実際に取引れてる価格
ご参考までに分かりやすい記事がありましたので、その記事のリンクを貼っておきます。
「公示地価」「基準地価」「路線価」の違いは?:楽待不動産投資新聞
私は、土地の価格決定は、
当該土地の近くで取引されている価格いわゆる実勢価格が相場になってくるように感じます。
公示価格や固定資産税評価額がこのくらいだから、
この土地は価格はこのくらいするはずと思っていたところ、拍子抜けされる方のお話もよく伺います。
東京では、はがき1枚の大きさで約83万だそうです。ちょっと測量がずれただけで、ウン万変わってきますね。
怖くて測量できません。
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