山国、長野県の公図の悩み
2011年2月21日 カテゴリー:田中健吾のブログ 2 Comments
公図に関して、山国長野県ならではの悩みがあります。
現在、ある測量会社からの依頼で、公図のトレース作業を行っています。
昼間は別の現場だったりで、夜の空いた時間を見つけては、公図をラスタ化してCAD上でひたすらなぞってます。
また、トレースする量が約5km分の幅50m近くあるので、さすがに飽きます。
そんなことは、さておき。
本題へ、公図の縮尺は様々で主に600分の1が多いのですが、長野県みたいな山国には、縮尺が3000分の1というの公図もたくさんあります。諏訪地方も例外でなく、山地部は3000分の1が多い。
3000分の1の公図なんてのは、線が書いてあるだけのデタラメと言っても過言ではないような図面です。
そこに、600分の1の公図の部分が入り組んでるので、公図同士の整合はほぼナシ!
今のトレース業務は、それを繋げ合わせなければいけないという、合わないパズルを無理やり合わせるような仕事。
公図と公図を睨みつけては、繋がりそうなヘコミとデッパリを見つけるだけで、ただただ時間が過ぎていく・・・。
もう、全然終わってかないっ!!
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すごく共感したので、コメさせて下さい。
いつもお世話になってます!
…って、わかりますでしょうか?
私も公図の作業で長野県に技術提案したことがありますが『合わないパズルを無理矢理合わせるテクニック』をしてみました。
もちろん該当箇所を捜し当てる作業は必須ですが…(;^ω^)
現況図と公図を合わせる際に、通常のアフィンやヘルマートでは誤差配分が大きすぎて公図と現況図の合わせたい部分が整合しません。
そこで、誤差配分を一定にするのではなく、各配置基準点間を三角形に分割し、その単位でアフィン変換を行います。
この場合、各基準点間に分配される誤差は一定ではなくなりますが、基準点は指定した位置へ変換されます。配置基準点が少ないと、それらを結ぶ線上付近での歪みは大きくなるデメリットもあります(;^ ^)
いわゆる『モーフィング』ですね♪
長文コメ失礼しました。
コメントありがとうざいます。
モーフィングとは、私の理解だと少しずつ別の絵になっていくというものが、まさにズレの大きい公図を現地に落とし込むと別の絵(形状)になってしまいますよね(;^ ^)