真北方向角と座標の北方向は違う
2010年11月20日 カテゴリー:田中健吾のブログ 0 Comments
測量業者の方からこんな質問がありました。
「建築業者に頼まれて真北方向角を出したいんだけど、真北計を使わずに真北方向角を算出する場合はどうすればいい?また、世界測地系座標の北方向が真北方向と同じなの?」
まず、後述の世界測地系座標の北方向と真北方向角は違います。長野県の諏訪地域でいうと、約0度10分0秒は違います。世界測地系座標とは平面直角座標のことで、この「座標の北(方眼北ともいう)」は、原点では真北を通りますが、まず、原点の場所でないことが当たり前なので、の座標の北方向は真北方向ではないと言えます。
そして、質問の前述部分の答えでもありますが、当事務所のように、GPS機があれば、正確な真北方向角が算出できます。また、世界測地系の平面直角座標が分かれば、国土地理院のページでも簡単に算出できます。
余談ですが、コンパスで計る「磁北」ですが、これも、真北方向、座標の北(方眼北)とは、多少違いますし、磁北は1年の中で周期的に微妙に磁北方向が変わります。
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